赤磐市の石相小学校跡地に万成石の記念碑を建立。母校の歴史を未来へ

岡山市をはじめ、赤磐市、和気町、久米南町など、岡山一円でお墓や石碑の工事を承っております、塚本石材の塚本です。赤磐市にある石相小学校の跡地に、岡山県産の万成石を使った記念碑を建立させていただいた工事をご紹介します。

赤磐市 石相小学校跡地 記念碑施工

地元赤磐の方から、「記念碑を建てたい」というお話をいただきました。小学校の合併に伴って長年親しまれてきた学校の名前がなくなることになり、「石相小学校の名前を後世に残すための記念碑を建てたい」というお話でした。

実は、この石相小学校は私の母校でもあります。母校の歴史を形に残す大切な工事に携わらせていただけることになり、私自身も特別な思いを持って取り組みました。

 

こちらが今回、記念碑を建立することになった場所です。設置場所はあらかじめ決まっており、地元の土木業者さんによって整備が行われました。

 

こちらが記念碑の設計図です。今回は岡山県産の万成石を使い、磨いた部分と自然の石肌を生かした部分を組み合わせたデザインをご提案しました。一般的な四角い石碑とは少し違い、自然石の風合いを残しながら、すっきりとした細長い形に仕上げています。万成石は岡山県で採れる御影石で、淡い桜色が美しい石として知られています。地元岡山の石を使って、地元の学校の歴史を残すことになりました。

 

記念碑を建てるため、まずは設置場所の地面を掘り下げていきます。今回の記念碑は高さのある細長い形状ですので、基礎部分はかなり深く掘削しました。石碑は完成すると地面の下の構造が見えなくなりますが、長く安全に建ち続けるためには、こうした基礎工事が欠かせません。

 

必要な深さまで掘削した後は、砕石を入れて地盤をしっかりと締め固めていきます。

 

地盤を整えたところに、記念碑を支えるコンクリートの基礎を設置していきます。今回はコンクリートの基礎ブロックを使用し、地面の中にしっかりと据え付けました。

 

基礎ができたところで、いよいよ記念碑の石材を据え付けていきます。今回使用した万成石は、当社の工場で加工したものです。L字の金具も四辺に取り付けて、しっかりと固定します。さらに、周りの基礎からは鉄筋を立ち上げて、この後記念碑を固定するためのコンクリートと一体になるよう施工していきます。

 

石碑部分を所定の位置に据え付けた後は、周りに巻石を設置して、内側をコンクリートで固めて固定します。ここで、先ほど基礎から立ち上げた鉄筋も一緒に固めます。今回のような背の高い記念碑は、万が一の転倒を防ぐことも大切です。石材の一部を地面の中に深く埋め込むことで、重心が低く安定するように設計しました。

 

記念碑の据え付けが完了したら、基礎部分をコンクリートでしっかりと固定した後、地表部分には化粧石を施して仕上げています。周りをきれいに整地して、工事完了です。

 

完成です! 地元岡山の万成石を使用した、学校の歴史を残す記念碑が完成しました。

 

自然石の風合いと磨いた部分を組み合わせた、印象的なデザインに仕上がりました。記念碑正面には「石相小学校跡地」の文字を彫刻しています。実はこの文字は、元内閣総理大臣の橋本龍太郎さんが書かれたものを使用しているそうです。右側面には「題書」として、橋本さんのお名前も彫刻しています。

記念碑が完成し、除幕式に向けた準備が進められました。

 

除幕式の前には、神職の方によるお祓いも行われました。当日は市長さんや議員さんをはじめ、関係者の皆さんが集まられ、式典が行われました。

 

いよいよ記念碑の除幕です。完成した石碑をご覧になった方からは、一般的な記念碑とは少し違ったデザインについて「おしゃれだね」といったお言葉もいただきました。このたびは、大切な記念碑の製作を当社にお任せいただき、誠にありがとうございました。地元岡山の万成石を使って、デザインにも工夫を凝らして自社工場で心を込めて加工をさせていただきました。母校の名前がなくなることには寂しさもありますが、こうして記念碑という形で足跡を残すことができ、私にとっても大変うれしく、思い出に残るお仕事になりました。新しい学校でも、子どもたちが新たな歴史を築いていってくれればと思います。最後になりますが、関係者の皆様方に改めまして御礼申し上げます。